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マイクロン桃園工場の回復順調、アップル失注の懸念解消


ニュース 電子 作成日:2017年7月24日_記事番号:T00071833

マイクロン桃園工場の回復順調、アップル失注の懸念解消

 米半導体メモリー大手、マイクロン・テクノロジーが窒素ガス漏えい事故により停止していた桃園市亀山区の12インチウエハー工場「N2」が稼働を再開し、予想を上回るスピードで生産を回復しているもようだ。今後は毎月生産量を増やすことで工場の休止期間に生まれたDRAMの供給不足分を顧客に補塡(ほてん)する計画で、アップルのスマートフォン「iPhone」新機種向けの受注を失う懸念はなくなったとみられる。24日付経済日報が報じた。

 「N2」は主に「iPhone」向けに低消費電力(LP)DDR4 DRAMを生産している。「N2」で今月初めに起きた窒素ガス漏えい事故による生産停止でDRAMのスポット価格は3~5%上昇していたが、稼働再開によりDRAMの救急逼迫(ひっぱく)は緩和され、価格上昇は収まると予想されている。

 一方、市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)、DRAM大手の南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)、威剛科技(Aデータ・テクノロジー)はDRAMの供給不足は来年まで続くとの見方だ。

 トレンドフォースは第3四半期のDRAM契約価格は5%上昇すると予想している。また、南亜科技の李培瑛総経理は第3四半期にDRAM価格は4~6%上昇し、第4四半期に上昇幅が縮小するとみている。