ニュース 電子 作成日:2017年7月24日_記事番号:T00071835
鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の企業で夏休みの実習を行う中国遼寧省の瀋陽城市建設学院の学生が先ごろ、卒業と引き換えに実習を強制されたほか、実習先の就労環境も劣悪だと訴える内容の批判をインターネット上に投稿し、現地メディアが相次いで報道する騒ぎとなっている。これを受けて遼寧省教育庁は20日、「実習を即時中止する」と表明。学校側も謝罪し、実習生を引き揚げさせる事態となった。22日付工商時報が報じた。
中国メディアの報道によると、今回問題が発生したのは鴻海が山東省煙台市に開設している工場で、同工場には鴻海と提携を結ぶ瀋陽城市建設学院の学生600人が6月より3カ月間の予定でインターン実習を行っていたという。
ただ今月18日、多くの学生が中国の短文投稿サイト、微博(ウェイボー)を通じて批判記事を投稿。事前に指導員から「実習に参加しなければ卒業に影響する」と告げられた上、実際に実習が始まると連日、約100平方メートルの部屋に数百人を詰め込んで訓練を受けさせられたり、十分な食事も提供されなかったりと劣悪な環境に耐えることを強いられていると訴えた。ある学生は「当初は世界的な大企業で経験が積めると期待していたが、完全に失望した」と語った。
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