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エクラット、台湾に第5生地工場


ニュース その他製造 作成日:2017年7月24日_記事番号:T00071842

エクラット、台湾に第5生地工場

 アパレル大手、儒鴻企業(エクラット・テキスタイル)の洪鎮海董事長は21日、台湾で5基目となる生地工場を設置する意向を表明した。高付加価値のデジタルプリント生地を生産する。同社が台湾に新工場を設置するのは2000年以来17年ぶりだ。22日付経済日報などが報じた。

 新工場の投資額は第1期4億台湾元(約15億円)、第2期4億~6億元の合計8億~10億元で、8月の董事会での承認を経て着工する。稼働は早ければ来年第2四半期、遅くとも第3四半期を想定。同工場の製品は1ヤード当たり3米ドルの単価向上を見込む。洪董事長は「生地の単価引き上げによってアパレル受託生産の粗利益率を上昇させるのは、当社の一貫した戦略だ」と説明した。

 エクラットは昨年1月に台湾に最後に残ったアパレル工場を閉鎖しており、現在アパレル受託生産は全て海外で行っている。台湾には現在、生地工場4基を抱える。

 繊維業界の景気見通しについて洪董事長は、「冬の時期は過ぎて第4四半期には好転が見込め、来年は在庫水準の低下によって12年の水準を回復できる」と語った。