ニュース 金融 作成日:2017年7月24日_記事番号:T00071847
銀行の現金自動預け払い機(ATM)が、遠隔のオペレーターとの映像・通話で取引が可能なVTM(バーチャル・テラー・マシン、ビデオ・テラー・マシン)へと進化を遂げており、台湾でも第一商業銀行(ファースト・バンク)が昨年導入したほか、華南商業銀行、玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)も追随した。24日付蘋果日報が伝えた。
VTMはATMに映像通話を組み合わせた概念で、銀行員と双方向でコミュニケーションが取れる。このため、口座開設、クレジットカードの申し込みや紛失届、資産管理サービスの顧客確認(KYC)などをカウンターに実際に出向くことなく済ませることができる。
第一銀はこれまでに20店舗にVTMを設置。クレジットカード申請など一部サービスは24時間対応が可能になった。玉山銀もVTM3台を設置済みだ。VTMはカウンターの混雑緩和にも一役買っている。
ただ、銀行側の思惑とは裏腹に、VTMの利用目的は現時点で9割が問い合わせだという。このため、銀行業界は口座開設後にその場で機械がATMカードを発行するといったサービスも認めるよう、金融監督管理委員会(金管会)に働き掛けている。
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