ニュース 電子 作成日:2017年7月25日_記事番号:T00071856
サプライヤーの情報によると、IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は、2018年より米アマゾン・ドット・コムの音声アシスタント端末「アマゾン・エコー」用チップの生産委託先を聯華電子(UMC)へと、現在の台湾積体電路製造(TSMC)から切り替えるほか、グローバルファウンドリーズ(GF)とも交渉を進めている。2年連続の減益を受け、ファウンドリーへの発注を見直しているようだ。25日付電子時報が報じた。
アマゾン・エコー用チップのオファー価格は約5米ドルで、TSMCに支払う受託生産、パッケージング・テスティング(封止・検査)費を差し引いたメディアテックの利益は約2米ドルとまずまずの水準だが、規模が小さく、スマートフォン用チップの出荷減による打撃を補えていない。アマゾン・エコー用チップなどIoT(モノのインターネット)関連の売上構成比は2020年になっても2割どまりと予想されている。
メディアテックは15年に前年比44.5%の減益に転じ、16年も6.7%減益と、さらに利益が縮小した。ハイエンド市場でクアルコムに勝てない上、ミドルエンド市場でもシェアを侵食されており、依然ローエンドの安物ブランドというイメージを払拭できていない。
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