ニュース 電子 作成日:2017年7月25日_記事番号:T00071860
スマートフォンへのデュアルカメラ、3D(3次元)センサー搭載や車載用、VR(バーチャルリアリティー、仮想現実)/AR(オーグメンテッドリアリティー、拡張現実)向けで、光学レンズメーカーの需要が大幅に増加している。25日付経済日報が報じた。
レンズ需要増加の最大の要因はスマホへのデュアルカメラ搭載だ。今後もミドルエンド機種へのデュアルカメラ搭載が進むと予想され、大立光電(ラーガン・プレシジョン)などの出荷増を促すと見込まれる。
このほか、下半期の発売が見込まれるアップルのスマホ次世代機種「iPhone8」には、前面に顔認証や虹彩認証などの生体認証機能を可能とする3Dセンサーカメラが採用され、レンズの数が従来の1枚から3枚に増えると観測されている。競合の追随も予想され、▽玉晶光電(ジニアス・エレクトロニック・オプティカル、GSEO)▽光燿科技(グローリー・サイエンス)▽新鉅科技(ニューマックス・テクノロジー)──などに商機をもたらすとみられる。
市場調査会社によると、車載用レンズの2020年出荷量は1億1,000万個と、年平均成長率(CAGR)約20%が予想されている。これまで主にガラス製レンズを生産してきた▽亜洲光学(アジア・オプティカル)▽今国光学工業(キンコ・オプティカル)▽佳凌科技(カリン・テクノロジー)──が恩恵を受けると見込まれる。
光学レンズメーカーの業績成長が好感される中、ラーガンは19日終値が5,580台湾元(約2万500円)と過去最高値を付けたほか、先進光電科技(アビリティー・オプトエレクトロニクス・テクノロジー)、光燿科技も過去最高値を更新している。
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