ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2017年7月25日_記事番号:T00071867
ベトナムのグエン・スアン・フック首相は24日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)が同国北中部ハティン省に設置した大型製鉄所、フォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)を初めて視察に訪れた。2016年に同製鉄所周辺海域で魚の大量死問題が起きて以降、FHSが行ってきた環境対策が評価され、正式にベトナム政府のお墨付きを得た形で、世界最大規模の製鉄所の実現に向けて大きな弾みとなりそうだ。25日付工商時報が報じた。
FHSの陳源成董事長は、フック首相は中央、地方政府の関係者らと同製鉄所の排水処理システム、生産ラインなどを視察したほか、5月29日に火入れした1号高炉の状況に関心を示したと説明した。
FHSは現在、1号高炉のスラブ鋼生産量が1日当たり7,000トン余りと計画量の75%以上に達しており、年内にフル稼働となる予定だ。フル稼働後の粗鋼年産量は350万トンを計画する。
また、FHSは粗鋼年産量が1号高炉と同規模の2号高炉を1年以内に火入れする計画で、フック首相の訪問により計画通り火入れできる確率が高まった。
FHSは将来的に粗鋼年産能力を世界最大規模の2,200万トンまで高める計画だ。
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