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台湾ECプラットフォーム、大手グループが統合進める


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年7月25日_記事番号:T00071870

台湾ECプラットフォーム、大手グループが統合進める

 台湾の電子商取引(EC)業界では、今年4月に東森集団傘下のECプラットフォーム「森森購物網」を運営する森森百貨が「東森購物」を運営する東森得易購(EHS)に吸収されたほか、6月末には遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下で「快楽購物網(ゴーハッピー)」を運営する亜東電子商務が「friDay(フライデー)購物」を運営する時間軸科技に吸収されるなど、統合が進んでいる。さらに網路家庭国際資訊(PCホームオンライン)やヤフー!奇摩など他のグループでも傘下プラットフォームの統合が観測されており、今後も業界の再編が進むと見込まれる。25日付電子時報が報じた。

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 観測によると今後、統合が予想されているのは▽PCホームオンライン傘下の「PCホーム線上購物」と「PCホーム商店街」▽ヤフー!奇摩を運営するオース傘下の「ヤフー!奇摩購物中心」と「ヤフー!奇摩超級商城」▽富邦集団傘下の「momo購物網」と「momo摩天商城」▽康迅数位科技傘下の「ペイイージー(PayEasy)線上購物」と「ペイイージー女性購物」▽統一超商(プレジデント・チェーンストア)傘下の「ibonマート線上購物」と「博客来」──など。

 また台湾C2C(消費者同士の取引)市場の勢力図に大きな変動を引き起こしたシンガポール発祥のフリーマーケット(フリマ)アプリ「蝦皮拍売(Shopee)」の運営会社が7月よりインターネットショッピング・プラットフォーム「蝦皮商城」を開設し、B2B(企業間商取引)、B2C(企業と一般消費者間)市場への参入を果たしており、今後、EC業界の再編をさらに促すと見込まれる。