台北世界貿易センター展示場１館（台北世貿一館）で行われていた台湾最大の食の見本市「2017台湾美食展」（台湾観光協会主催）が、24日に閉幕した。来場者数は延べ16万2,091人と主催者目標の20万人には届かなかったものの、前年同期比では4.7％の小幅増となった。25日付工商時報が報じた。
今回の美食展は中国からの出展がゼロとなったこともあり、参加企業からは「例年に比べ活気がなかった」との声も聞かれた。
ただ晶華国際酒店（フォルモサ・インターナショナル・ホテルズ）、円山大飯店（グランドホテル）、台北君悦酒店（グランドハイアット台北）といった大手高級ホテルが販売した格安食事券は好調な売れ行きとなった。一番人気は、円山大飯店や台北君悦酒店内のビュッフェレストランが販売した食事券だった。
なお今年の来場者数が小幅増にとどまった要因については、▽同様の展示会が増えた▽猛暑▽観光ホテルの出展減▽ネットを通じた出展が増え、来場の必要性が低下した▽夏休みシーズンに格安航空会社のキャンペーンが重なり海外旅行出かける市民が多かった──などが指摘された。
