オーバー・ザ・トップ（ＯＴＴ）と呼ばれるインターネット経由による動画配信サービスが地場勢と海外勢による戦国時代を迎える中、台湾大哥大（タイワン・モバイル）が展開する「myVideo」は、年内に有料契約件数を150万件に伸ばすことを目標に掲げている。26日付経済日報が伝えた。
鄭総経理は、オリジナルのミニドラマ撮影も視野にある（25日＝中央社）
myVideoのユーザー登録件数は200万件、有料契約件数は現在100万件。台湾大哥大の鄭俊卿総経理は「台湾で最大の有料ＯＴＴ業者、台湾のネットフリックスを目指す」と述べた。myVideo部門は昨年段階で黒字転換に成功。将来的には事業を分離し、新会社を設立することも視野に入れる。
鄭総経理は「今後は音声通話とインターネットによる売り上げだけでは成長を支えられない。マーケティングと付加価値アプリで新たなビジネスモデルを開拓することが重要だ」と指摘した。
ＯＴＴをはじめとする「ｍｙ」ブランドでの付加価値サービスが通信事業の売上高に占める割合はこれまでの５％から今年は８％前後に上昇する見通しだ。
