ニュース 電子 作成日:2017年7月27日_記事番号:T00071908
27日付電子時報によると、半導体用シリコンウエハーの供給不足が広がる中、ファウンドリー大手、台湾積体電路製造(TSMC)と聯華電子(UMC)は、日本のシリコンウエハー大手、信越化学工業およびSUMCOと、12インチウエハー契約価格110~120米ドルで短中期契約を締結したようだ。前年末より50~60%高い。
12インチウエハーの契約価格は2007年の300米ドルをピークに下落が続き、昨年末時点で成熟プロセス用が約75米ドルだった。
その後わずか半年で50~60%上昇し、150米ドルというスポット価格も出ている。中国の半導体メーカーや3次元(3D)NAND型フラッシュメモリーメーカーが生産能力を増強していることから、来年は供給不足がさらに深刻化する見通しだ。今後3年は価格上昇が続くと予想されている。
こうした中、シリコンウエハーメーカーは中芯国際集成電路製造(SMIC)などには優先して供給するものの、大手以外の中国の半導体メーカーが今後3年以内に新工場を稼働できるのかを懸念しているようだ。
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