ニュース 電子 作成日:2017年7月27日_記事番号:T00071910
台湾のIC設計業界では、新たに上場する企業が2016年から2年連続でゼロという事態が続いている。27日付電子時報は、▽モノのインターネット(IoT)▽インダストリー4.0(第4次産業革命)▽ロボット▽カーエレクトロニクス▽ビッグデータ▽人工知能(AI)──といった半導体の新たな応用分野が発展しているにもかかわらず、台湾に新規上場企業が現れない現状は、業界の競争力が急速に低下していることをうかがわせると指摘した。
近年、中国のIC設計産業が政府の支援を背景に急速な成長を遂げる中、人材募集や資金調達に大きな影響を受ける台湾のIC設計業界では、徐々にイノベーション力やチャレンジ精神、資金力が失われつつあり、競争力の低下は今後も続くと懸念されている。
こうした状況の下、現在、台湾でIC設計企業を立ち上げる場合、クアルコムやインテル、聯発科技(メディアテック)など大手半導体企業から研究開発(R&D)チームを招聘(しょうへい)し、IoTやカーエレクトロニクス、AIといった新興の応用先をターゲットとしたとしても、優秀なエンジニアや資金を集めることは難しいと業界関係者は指摘している。
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