ニュース 電子 作成日:2017年7月27日_記事番号:T00071911
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が26日発表した第2四半期純利益は121億1,800万台湾元(約450億円)で前期比2.2%増、2010年の3社合併以降で最高を更新した。友達光電(AUO)の第2四半期純利益は98億3,000万元で、前期比3.7%増、四半期ベースの純利益として過去7年で最高だった。上半期の純利益はそれぞれ239億7,600万元、193億900万元と、1日当たり1億元以上を稼ぎ出した計算だ。27日付工商時報などが報じた。
イノラックスの上半期連結売上高は、1,705億3,500万元。第2四半期連結売上高は845億900万元で前期比1.8%減だった。第2四半期の応用製品別の売上高構成比は▽テレビ、51%▽携帯電話と商用製品、22%▽モバイルコンピューター、16%▽モニター、11%──。サイズ別では、▽10インチ以下、21%▽10~20インチ、19%▽20~30インチ、14%▽40インチ以上、45%──。
イノラックスの第2四半期パネル出荷面積は696万平方メートルで前期比2.1%拡大し、1平方メートル当たりの販売価格は395米ドルだった。うち中小型パネル出荷面積は53万2,400平方メートルで6.6%縮小した。
AUOの上半期連結売上高は1,729億6,900万元。第2四半期連結売上高は844億1,200万元で前期比4.7%減少した。大型パネル出荷枚数は2,684万枚で1.4%減少、中小型パネル出荷枚数は3,865万枚で6.1%増加した。
AUOの彭双浪董事長は、第3四半期は不確定要素があるが、全体的に悲観していないと語った。
来年は京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)を皮切りに、第10.5世代工場の稼働が相次ぐ見通しだ。ただ、中国メーカーは通常、初めは32インチパネルを作るので、中小型パネルは供給不足が解消されるが、ミドル~ハイエンドパネルは供給不足になるとみられている。
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