ニュース 電子 作成日:2017年7月27日_記事番号:T00071914
科技部は26日、台湾における人工知能(AI)技術の発展を目指し、AIを活用したロボットによる中国語会話能力コンテストに関する詳細を発表した。2018年3月に応募受け付け、19年3月に決勝戦を行う正式戦では、優勝者に賞金2,000万台湾元(約7,350万円)が贈呈される。27日付工商時報が報じた。
陳科技部長(右1)は「ハイテク産業は、やるからには世界一を目指すべき」と語った(国家実験研究院リリースより)
正式戦の前に、まず台湾の高校生、大学生、大学院生などを参加対象としたウォーミングアップ戦を開催する。8月に応募を受け付け、10月に決勝戦を行う。優勝者は10万元が贈呈される。賞金総額はウォーミングアップ戦、正式戦を合わせて3,000万元。
コンテストは「コンピューターの中国語聞き取り能力を理解する」ことをテーマとする。
陳良基科技部長は、ヒューマン・マシン・インタフェースにおいて言語は、最も直接的かつ人間性に基づく方法と指摘。ただ技術面では、単純な音声認識は比較的容易でも、ロボットに意味を理解させ、適切に反応させることは非常に難しく、さらに屋外など騒音に影響を受ける環境では難易度が増すと語った。その上で、ロボットが人間と自然な会話をするには、その土地の慣用句、なまり、文化・習俗、使用環境、周囲の騒音などを把握し、判断できるようにする必要があると説明した。
科技部では将来的に5,000~1万時間分に及ぶ音声データベースを構築し、台湾域内の技術チームなどに提供する考えだ。
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