ニュース 家電 作成日:2017年7月27日_記事番号:T00071915
照明設備の中創科技(トア・オプトロニクス)が9月末に、T9規格の蛍光灯を生産する新竹工場の稼働を停止する。台湾政府がLED(発光ダイオード)照明への切り替えを進める中、来年1月よりエコ照明のエネルギー消費効率を80lm(ルーメン)/W(ワット)以上に引き上げることから、生産停止を決めた。台湾の従来型照明の産業史に終止符が打たれる。27日付工商時報が報じた。
中創科技の主管は、新基準を満たすには生産設備の更新が必要となるなどと説明した。同工場の従業員40人余りは優遇退職に同意しており、9月末に新竹県政府に大量解雇を届け出る予定だ。営業部門は新竹工場の生産停止後、LED照明などに注力する方針だ。
中創科技は2006年、中国電器(チャイナ・エレクトリック、中電)、奇美電子(CMO、10年に群創光電が合併)、憶声電子(アクション・エレクトロニクス)が合弁で設立した東亜光電が前身で、15年に社名変更した。
新竹工場では、蛍光灯を1秒で1本生産できる生産設備が東南アジア最速をうたい、最盛期には生産ライン2本で月360万本を生産していた。現在はT9蛍光灯の生産ライン1本を残すのみとなっている。
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