ニュース 電子 作成日:2017年7月28日_記事番号:T00071941
宏達国際電子(HTC)は27日、パソコンやスマートフォンとの連携や電源ケーブルが不要な一体型(スタンドアロン型)VR(バーチャルリアリティー)ヘッドセットの中国市場限定モデルを年末に発売すると発表した。グーグルなどと共同開発する一体型VRヘッドセットが中国で発売できないためだ。28日付工商時報が報じた。
HTCは年内に▽グーグルのVRプラットフォーム「Daydream(デイドリーム)」▽グーグルの位置トラッキング技術「WorldSense」▽シャープのIGZO(酸化物半導体、イグゾー)パネルあるいはジャパンディスプレイ(JDI)の4Kパネル──を採用した一体型VRヘッドセットを発売する予定だ。ゲームなどのコンテンツはグーグルのプラットフォームで販売される。ただ、同VRヘッドセットは、グーグルが中国政府と緊張関係にあるため、中国で発売できない。
HTCは、世界5位以内のVR市場である中国をVR事業の最重要市場とみている。このため、グーグルとの開発モデル発売にやや遅れて、中国で限定モデルを発売する計画だ。
中国限定モデルのコンテンツはHTCのVRコンテンツ配信サイト「Viveport」で購入できるようにする。位置トラッキング技術はクアルコムの技術を採用するもようだ。
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