南部の建設大手、京城建設が開発した高級ホテル「水京桟国際酒店（Ｈ２Ｏホテル）」が27日、高雄市鼓山区の都市交通システム（ＭＲＴ）巨蛋駅近くに開業した。28日付経済日報などが伝えた。
水京桟国際酒店は、アートを意識した外観になっており、高雄市の新たなランドマークとなる（水京桟国際酒店フェイスブックより）
同ホテルは21階建てで、客室数は157室。宿泊料金は１泊１万2,500台湾元（約４万6,000円）からとなる。京城建設は２億元で地上権を獲得した。年商は３億5,000万元を見込む。
建物の外壁には発光ダイオード（ＬＥＤ）が取り付けられ、イルミネーションも注目を集めている。プールや500インチの巨大スクリーンを備えたルーフトップバー（屋上テラス）も新たなナイトスポットとなりそうだ。年内には「５つ星ホテル」の認定取得を目指す。
同ホテルでは、台湾高速鉄路（高鉄）駅への送迎サービスを提供するほか、室内には無料でインターネットや通話が利用可能な専用スマートフォンが設置される。
建設業界では高雄市に高級ホテルを建設する動きが相次いでいる。国泰建設が2015年に「HOTEL COZZI（ホテルコッツィ）」を開業したほか、興富発建設（ハイウェルス・コンストラクション）が新規プロジェクト「華人桂冠」のうち１棟をホテルに充てる計画だ。
