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「中台貿易はWTOの枠組みで」、江丙坤氏


ニュース その他分野 作成日:2008年5月5日_記事番号:T00007196

「中台貿易はWTOの枠組みで」、江丙坤氏

 
 中国との交流窓口機関、海峡交流基金会(海基会)の次期董事長就任が決まっている江丙坤国民党副主席は4日、「馬英九次期総統と協議した結果、中国との経済・貿易関係の正常化は世界貿易機関(WTO)の規範に基づいて各部門が推進する」と発言した。5日付中国時報が報じた。

 江副主席は、時報文教基金が主催した会合での講演で、過去の米国との協議と比較した上で、「(中国との協議は)双方に有利な事項については比較的容易だが、関税に関する協議については難航するだろう」と語った。

 江副主席によると、中国から台湾への輸出が禁じられているのは現在2,000品目以上に上るが、将来双方が共同市場を推進すれば、それはすなわち自由な商品往来の実現を意味し、全体の90%以上をゼロ関税とする必要がある。

 馬次期総統はこれまでに、「中国と『総合経済協力協定』を締結する」と発言しているが、江副主席は「一朝一夕にできるものではない」と、協議は長期戦となるという考えを示した。