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鴻海、東芝メモリ買収の可能性低下


ニュース 電子 作成日:2017年7月31日_記事番号:T00071967

鴻海、東芝メモリ買収の可能性低下

 東芝の半導体メモリー子会社、東芝メモリ(TMC)をめぐり、ウエスタンデジタル(WD)が売却差し止めを目的に起こしていた裁判で、米カリフォルニア州上級裁判所は米国時間28日、売却完了の2週間前までにWDに通告するよう東芝に命じた。東芝は、売却交渉の差し止めは命じられなかったとして、優先交渉先の日米韓連合と引き続き交渉を進める方針で、鴻海精密工業が東芝メモリを買収する可能性がさらに低下した。30日付自由時報が報じた。

 東芝によると、今回の命令が適用されるのはWDが売却交渉の差し止めを求めて米国の裁判とは別に申し立てている、国際仲裁裁判所での審理が始まってから60日間。10~11月に当たるとみられる。

 ただ、東芝は、同期間が終わるまでに売却は完了しないとの見方を示している。日本経済新聞の報道によると、東芝は来年3月末まで日米韓連合との交渉を続ける方針だという。