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「中国産ニンニクは輸入開放しない」、農糧署が言明


ニュース 農林水産 作成日:2008年5月5日_記事番号:T00007198

「中国産ニンニクは輸入開放しない」、農糧署が言明

 
 台湾のニンニク産地で最近、5月20日の政権交代後、中国産ニンニクの輸入が開放されるとのうわさが流れてニンニクが投げ売りされる事態が起きており、特に雲林県では価格が暴落している。これを受け行政院農業委員会農糧署は、「政権交代が原因で中国産ニンニクの輸入が開放されることはない。今後も安定した販売と産業の発展に努力する」と発言した。中央社が3日報じた。

 農糧署によると、現在正常に乾燥させたものであれば、1台斤(約600グラム)当たり17~19台湾元(約59~66円)で、品質の良いものであれば22元はするが、調査によると乾燥ニンニクの価格は1台斤16元にまで下落しているという。今年は全体的にニンニクの粒が大きく、しっかりと乾燥されていないものもあるようで、品質の悪さも価格下落の一因になっているとみられる。

 農糧署の調査では、今年のニンニク生産量は域内消費量の5万トンにほぼ等しい4万9,445トンで需給バランスは均衡を維持すると予測している。過去の価格変動からみると、供給量の減る6月からニンニク価格は上昇するとみられる。農糧署では風評に惑わされて損失を出さないよう呼び掛けている。