ニュース 電子 作成日:2017年8月1日_記事番号:T00071986
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)が31日発表した第2四半期の粗利益率は前期比1.5ポイント上昇の35%と3年ぶりに上昇した。製品構成が良かったことが要因と分析した。1日付経済日報が報じた。
第2四半期の連結売上高は580億7,900万台湾元(約2,100億円)で前期比3.6%増加したが、スマートフォン向けの出荷減が響き、前年同期比では19.9%減少した。純利益は22億1,000万元と前期比66.7%減少、前年同期比66.5%減少し、1株当たり利益(EPS)は1.51元と上場以来の最低だった。
同社は想定為替レート1米ドル=30.3台湾元で、第3四半期の売上高は前期比2~10%増の592億~693億元、粗利益率は35.5%と予想。スマホとタブレット端末用チップの出荷量は前期比横ばいの1億1,000万~1億2,000万セットと予測した。
第3四半期は中国のスマホ顧客の需要がさえず、需要期ながらもスマホ用チップの需要は振るわない見通しだ。蔡力行共同執行長は、スマホの製品の端境期のほか、他の部品の供給不足、価格上昇が原因と説明した。
蔡共同執行長は、粗利益率と市場シェアの回復が最優先課題と強調。回復には1~2年かかるが、スマホ用チップ事業は四半期ごとに良くなる見通しで、来年の展望を楽観視していると説明した。
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