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中信銀の中国進出、外資系銀行と提携を計画か


ニュース 金融 作成日:2008年5月5日_記事番号:T00007199

中信銀の中国進出、外資系銀行と提携を計画か

 
 中国信託金融控股(中信金控)傘下の中国信託商業銀行(CTB)が新政権での中台間の金融規制緩和を見越し、既にHSBC、シティバンクなどの外資系銀行と業務提携を進めているとの観測が出ている。提携は人民元の両替や外資系銀行が保有する中国の銀行株の取得などを含むとみられる。5日付経済日報が報じた。

 CTB幹部が明かしたところによると、同行は米ドルなど外貨取扱業務でHSBCと提携関係にあり、将来政府の認可が下りれば、台湾における人民元取扱業務の最も重要なパートナーとなるとみられる。経済日報では、シティバンクとは現在提携関係にないが、CTBは中国での業務展開も長く人民元の取扱量も多いシティバンクと戦略的提携を結ぶべく協議を進めていると伝えている。

 また、中国進出計画において、外資系銀行が保有する中国の銀行株の取得も考慮しているとみられる中信金控に対し、ある投資銀行が米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)の影響によって保有する中国の銀行株の処分を検討している外資系銀行を紹介したとの観測も出ている。

 中国で、HSBCは交通銀行、上海銀行、シティバンクは広東発展銀行、上海浦東発展銀行などに出資を行っている。