ニュース 電子 作成日:2017年8月1日_記事番号:T00071990
光ディスクメーカーから太陽電池用シリコンウエハーメーカーに転換した国碩科技工業(ギガストレージ)は31日、オランダのフィリップスがDVDに関する特許を侵害されたとしてギガストレージを提訴した裁判で、智慧財産法院(知的財産裁判所)が今年6月末にギガストレージに対し約10億5,000万台湾元(約38億円)の不当利得を返還するよう命じた二審判決を不服とし、上告したと発表した。1日付工商時報が報じた。
フィリップスは2014年4月、ギガストレージが生産するDVD-Rにより特許権を侵害されたとして智慧財産法院に提訴。一審では、当該特許の貢献度は高くないとしてギガストレージに対し1,050万元に利息を加えた賠償金を支払うよう命じる判決が下された。フィリップスはこの判決を不服として控訴。今年6月末に二審判決が下された。
ギガストレージは弁護士と相談した結果、二審判決の内容には多くの誤りがあり、同社と株主の権益を守るため上告したと説明した。
なお同社は、二審判決の関連損失を第2四半期に計上しており、今回の上告により財務に重大な影響は生じないと説明した。
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