マザーボード大手、技嘉科技（ギガバイト・テクノロジー）はこのほど中国で初めて、ハイエンドゲーミング用製品を中心とするAORUS（オラス）ブランドの発表会を開催した。ギガバイトは昨年末よりAORUSブランドの再構築を進めており、態勢を立て直して大きな成長が見込める中国ゲーミング市場で攻勢をかける構えだ。１日付工商時報が報じた。
ギガバイトのAORUSブランドは、中国最大級のゲーム見本市「チャイナジョイ」（７月27～30日開催）でも人気を博した（同社リリースより）
ギガバイトは中国でAORUSブランドの▽ノートパソコン▽マザーボード▽ビデオカード▽キーボード▽マウス▽ゲーミングチェア──など関連製品を発表した。
ギガバイトは昨年末、ゲーミング用マザーボード、ビデオカード、デスクトップＰＣ、ノートＰＣなどの製品とマーケティングリソースをAORUSブランドに統合する計画を始動した。AORUSブランドによって世界ゲーミング市場におけるギガバイトの知名度を高める狙いだ。
また、ギガバイトは中国ゲーミング市場でマザーボードとビデオカードを主力としてきたが、華碩電脳（ＡＳＵＳ）、微星科技（マイクロスター・インターナショナル、ＭＳＩ）の挟撃を受け、中国事業の成長率低下が懸念されていた。このため、AORUSブランドの製品を拡充することで、同市場で反撃に出る。
