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工研院と昭和電工、新型VRBを共同開発へ


ニュース その他製造 作成日:2017年8月1日_記事番号:T00071995

工研院と昭和電工、新型VRBを共同開発へ

 工業技術研究院(工研院、ITRI)と昭和電工(本社・東京都港区、森川宏平社長)は31日、新型バナジウム・レドックス・フロー電池(VRB)システムを共同開発することで提携覚書(MOU)を交わした。工研院のVRBシステム統合技術と昭和電工の高電流密度スタック技術を結集して、従来型VRBシステムより性能を5~10倍高める。将来的に台湾の電池メーカーに技術移転するほか、関連企業の海外進出を支援し、台湾のエネルギー貯蔵技術の国際競争力を強化する。1日付工商時報が報じた。

 工研院は、VRBはバナジウムイオンの酸化還元反応を溶液のポンプ循環によって進行させて充電と放電を行うもので、エネルギー効率は80%以上、寿命は20年に達すると説明した。

 工研院と昭和電工が開発する新型VRBは▽グリッド(電力網)エネルギー貯蔵▽オフグリッド電力供給▽産業用エネルギー貯蔵▽発電所──などへの応用が期待される。