台湾高速鉄路（高鉄）人気により域内航空会社の利用落ち込みが続いていることを受けて、復興航空（トランスアジア・エアウェイズ）との提携クレジットカードを発行している元大商業銀行は、今年７月15日をもって同カードの発行を打ち切ることを決めた。５日付経済日報は、遠東航空（ファーイースタン・エア・トランスポート）、華信航空（マンダリン航空）の提携カードも発行停止となる可能性が高いと伝えている。
復興航空の提携カードは、双方の提携関係終了に伴い７月16日から使用できなくなり、誕生日チケットや台南空港での無料駐車などの優待制度もなくなる。このため、元大商業銀は５月中旬から、復興航空の提携カードと同行の一般的なクレジットカードとの交換を受け付ける。
銀行関係者によると、復興航空の提携カードは以前、毎年の新規発行枚数が１万枚以上に上っていたが、高鉄が開通した昨年は5,000枚まで落ち込んだ。
