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三安光電とエピスター、生産能力を大幅拡充


ニュース 電子 作成日:2017年8月3日_記事番号:T00072052

三安光電とエピスター、生産能力を大幅拡充

 3日付電子時報によると、発光ダイオード(LED)産業の市況好転を受け、中国のLEDチップ最大手、三安光電(三安オプトエレクトロニクス)は8月より、新たなMOCVD(有機金属気相成長法)装置を毎月10台ずつ稼働させ、年内に100台を追加する計画とされる。一方で台湾の最大手、晶元光電(エピスター)も、中台工場でMOCVD装置20~30台の更新を進めるとされる。中台大手による生産能力拡充レースは2019年まで続く見通しだ。

 三安光電の生産能力は現在、世界市場シェア約12%、中国市場シェア29%まで拡大しているが、世界市場シェア30%を目標として生産能力の拡充を継続する計画だ。来年から19年にかけて、さらに100台以上のMOCVD装置を追加すると見込まれている。

 エピスターは、台湾および中国江蘇省の揚州、常州工場で既存のMOCVD装置を生産能力の50%向上が期待できる新装置に更新する予定とされる。早ければ今年第4四半期に計画が確定し、来年、更新作業を本格化させるとみられる。同社にとって数年ぶりの大規模な装置購入となる。