ニュース 金融 作成日:2017年8月3日_記事番号:T00072063
生命保険大手、新光人寿保険では、保険金給付を行う際、過去5年間の給付実績で低リスクの保険契約者を識別し、人手による審査手続きを省略することで、最速1日以内に保険金を支払う体制の構築を目指す。3日付経済日報が伝えた。
担当者によると、保険会社の保険金スピード給付は、現状で人手による審査に依存しており、医療費の領収書の提出を受けた上で給付を決める流れとなっているため、少なくとも3営業日を要している。
同社は昨年、保険金詐欺を防ぐため、契約者を「優良契約者」「不良契約者」に分類するシステムを導入している。優良契約者の条件を満たせば、低リスクの契約者を識別できる仕組みだ。
同社は今後、医療機関のデータとの連携や契約者関連データの統合を進め、優良契約者が保険金給付を申請する場合には、氏名と保険証書のデータをアプリに入力するだけで、診断書などの書類なしで給付申請を行えるようにする。
担当者は「現在はシステムをテストしている段階で、自動識別と人手による審査の結果の一致率が9割以上に達した段階で導入したい」と説明した。現在の一致率は8割程度で、目標にはあと一歩だという。
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