ニュース 運輸 作成日:2017年8月3日_記事番号:T00072066
中華航空(チャイナエアライン)の何煖軒董事長は2日、第2四半期に黒字転換を果たしたことを明らかにした。ボーイング777-300ERやエアバスA350などの新機体導入効果や子会社からの利益貢献が理由。7月はさらに収益が改善したという。3日付経済日報が伝えた。
中華航空は2日、台北~バンクーバー線のエアバスA350導入を祝った。カナダからの訪台は昨年10万人余りだったが、今年はさらに増加すると期待を寄せている(2日=中央社)
中華航空は第1四半期に老朽機体の売却で28億台湾元(約100億円)の減損処理を行った影響で、37億6,000万元の赤字を計上したが、第2四半期は燃料価格の下落も相まって黒字転換を果たした。
何董事長は「長距離路線に投入している旅客機の機齢が平均3.6年まで若返り、今こそ路線網を全面的に見直す絶好のタイミングだ」と述べ、全路線黒字化を目指す方針を示した。子会社の華信航空(マンダリン航空)、台湾虎航(タイガーエア台湾)も年初来黒字を計上しているという。
7月以降のハイシーズンも搭乗率が前年実績を上回っており、航空貨物も好調で、何董事長は「第3四半期の収益は市場にサプライズをもたらすと確信している」と語った。
中華航空は北米路線を拡充するため、8月2日から台北~バンクーバー線にエアバスA350を導入。これにより、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコを含む北米路線にボーイング777またはエアバスA350の新機体導入を完了し、長距離路線での競争力が向上した。
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