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太陽電池モジュール大連合計画、意見合わず規模縮小へ


ニュース その他製造 作成日:2017年8月4日_記事番号:T00072079

太陽電池モジュール大連合計画、意見合わず規模縮小へ

 今年6月、茂迪(モテック・インダストリーズ)や新日光能源(ネオソーラーパワー)など太陽電池関連メーカー各社が、合弁で大規模なモジュール工場を設置する計画を打ち上げたものの、工場の設置場所や生産能力をめぐり意見が一致せず、規模が大幅に縮小される見通しとなっている。4日付自由時報が報じた。

 同計画は元晶太陽能科技(TSEC)の廖国栄董事長が発案し、モテックやネオソーラーパワー、昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)、国碩科技工業(ギガストレージ)、太極能源科技(タイナジー・テック)など業界メーカーがこれに参加意向を相次いで表明していた。

 当初の計画では、共同のモジュール工場の生産能力は初期の時点で1ギガワット(GW)、生産ラインは少なくとも5本以上となっていた。しかし、その後モテックが提案した、同社の台南第1工場(1,000坪前後)を生産拠点とする案に対し、他のメーカーから同工場では最大で1GWの生産能力しか見込めす、面積は少なくとも数千坪は必要との異論が出された。

 その結果、TSECとネオソーラーパワーが計画から撤退。残ったメーカーがモテックの案を基に計画を進める方針とされる。ただギガストレージはTSECと合弁でモジュール工場を建設する可能性もあるとも伝えられている。