ニュース その他製造 作成日:2017年8月4日_記事番号:T00072081
アパレル大手、儒鴻企業(エクラット・テキスタイル)は3日、苗栗県にデジタルプリント(デジタル捺染)生地工場を建設すると発表した。敷地面積は4,000~5,000坪。同社の台湾での新工場設置は17年ぶり。デジタルプリントは先進技術のため、ベトナムではなく台湾を選んだようだ。4日付蘋果日報などが報じた。
同社は、投資額や建設時期を明らかにしていない。ただ洪鎮海董事長は以前、投資額は約10億台湾元(約36億4,000万円)、8月に着工し、来年第2四半期に量産を開始したいと話していた。
第1期投資額は4億元、第2期は4億~6億元で、当初の月産能力は20万ヤード、最終的には60万~80万ヤードまで拡大し、装置は30台前後となるもようだ。
デジタルプリントの加工費は1ヤード当たり2.7米ドルで、デジタルプリントを施した生地は9~11米ドル。デジタルプリント生地のレギンスは販売価格98~105米ドルと、一般のレギンスの50~70米ドルより高く売れる。
同社は近年、生地から受託生産までワンストップで手掛ける受注を強化しており、生地の単価を引き上げることができれば、アパレル受託生産の単価も向上する。同社は昨年デジタルプリント生地のレギンスが全体の30~32%だったが、今年は36~38%、来年は40%以上を目指す。
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