ニュース その他製造 作成日:2017年8月4日_記事番号:T00072082
スポーツ用品ブランド米国2位のアンダーアーマー(UA)は4~6月期も赤字が続き、今年の業績見通しを下方修正したほか、大規模な店舗閉鎖や人員削減を実施する計画で、台湾のサプライチェーンへの来年の発注に影響が出そうだ。今年の発注はほぼ終わっている。4日付工商時報が報じた。
得力実業(デ・リカシー・インダストリアル)はアンダーアーマーに長短繊維を最も多く供給しており、今年の売上高のうちアンダーアーマーが20%以上を占める。得力実業は、機能性繊維など差別化した製品が多く、多品種少量生産で、納期も守っているので、今年のアンダーアーマーからの発注は増えていると説明した。ただ近年、特定顧客への依存度を下げるため、他の顧客の受注を増やしており、今年はアディダスの売上高構成比が8%と、昨年の5%より拡大する見通しだ。
儒鴻企業(エクラット・テキスタイル)は、アンダーアーマーが売上高の5%を占める5位以内の顧客だ。ただ2年前から顧客の分散化を図っており、アディダスやナイキなど他のブランドの顧客が回復しているため、打撃は限定的とみている。
遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)は、アンダーアーマーからの受注の割合が小さいため、影響は限定的だ。銘旺実業(ヘイカーズ・エンタープライズ)は、過去1年以内にアンダーアーマーが顧客に加わったが、受注量は限定的だ。宏遠興業(エベレスト・テキスタイル)も、過去1年以内にアンダーアーマーから受注を獲得したが、今後アパレル受託生産で、他のブランドからの受注を目指している。
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