ニュース 建設 作成日:2017年8月4日_記事番号:T00072089
高雄市の人口が7月末時点で台中市に抜かれ、人口規模で台湾第3の都市となったことを受け、同市不動産業界で危機感が高まっている。高雄市では予約販売住宅6,000軒が年内に発売される予定で、既存の新築住宅を合わせると1万軒に達し、下半期は供給過剰が強まる見通しだ。同市の不動産業界団体、大高雄不動産開発商業同業公会は3日、高雄市政府に対し、人口増加に向けて企業誘致によって雇用創出を図るよう訴えた。4日付経済日報が報じた。
同会の張永義理事長は、高雄市の住宅価格は郊外で1坪10万台湾元(約36万円)台、中心部でも1坪20万元台と既に低迷しており、年内に小規模物件の予約販売住宅が市場に投入されれば、新築物件の供給が需要を大きく上回り、市況がさらに悪化すると懸念を示した。
泰嘉開発建設の呂金発総経理は、高雄市の上半期の新築物件販売は3,700軒と過去4年で最高を記録したが、うち8割は初めての住宅購入者をターゲットとした20~40坪の物件だったと説明。一方、70坪以上の大規模物件の供給量は1,900軒に上ったが、上半期の販売量は300軒にとどまったという。
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