ニュース 金融 作成日:2017年8月4日_記事番号:T00072091
台湾先物取引所(TAIFEX)で3日、加権指数を対象とする「台湾加権指数先物」が取引開始直後に25秒間で1,000ポイントも急落した。台湾先物取引所の劉連煜董事長は4日、システムに異常はなく、入力ミスもハッカー侵入もなかったと説明した。市場関係者の見方を総合すると、損切りラインを設定したプログラム取引が原因とみられている。4日付経済日報が伝えた。
台湾先物取引所の劉董事長(中)は4日、口座2,000余りの取引9,000件以上の分析に取り掛かったと説明した(4日=中央社)
台湾加権指数先物は取引開始から25秒で1万420ポイントから9,408ポイントまで急落した。その後は反発して安定した値動きを取り戻し、終値は前日比47ポイント安の1万406ポイントだった。
先物取引所は「多くの投資家の市況判断による決定だ」とし、市場操作ではなかったとの立場を表明した。しかし、市場関係者は「台湾加権指数先物は取引に厚みがなく、プログラム売買や高頻度取引に容易に襲われやすい。加権指数が1万ポイントというのは高過ぎるという危機意識も反映している」と指摘した。
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