ニュース 電子 作成日:2017年8月7日_記事番号:T00072104
鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は中国メディアに対し、米ミシガン州とIoV(車のインターネット)、無人運転など次世代の自動車技術で提携する考えを示した。同州デトロイトの地方紙の報道を基に7日付経済日報が報じた。
ミシガン州のリック・スナイダー知事は8日まで9日間の日程で訪中しており、鴻海の誘致が任務とみられている。スナイダー知事は5日、鴻海の龍華園区(広東省深圳市)を視察し、郭董事長と2時間ほど会談した。その後、郭董事長は中国メディアに対し、ミシガン州は米国の自動車の研究開発(R&D)の76%が集中しており、今後の自動車の研究開発でも中心となると述べた。鴻海はミシガン州に研究開発センターを設立し、精密モジュールや自動化設備を投入することを検討していると語った。投資額は明らかにしなかった。
郭董事長は米国投資の「フライング・イーグル計画」として、5年で100億米ドル以上を投じる計画で、8月初旬までに米国3州を選定すると発言している。先月27日、8K液晶パネル工場の設置に向け、ウィスコンシン州と覚書(MOU)を締結した。
営業外収益、過去最高へ
鴻海は、昨年買収したシャープのほか、人工知能(AI)、IoT(モノのインターネット)への投資で、今年の営業外収益は前年比12.8%増の1,200億台湾元(約4,400億円)と、過去最高を更新する見込みだ。出資比率30%以上は、▽産業用コンピューター、樺漢科技(エノコン)▽フレキシブル基板(FPC)、臻鼎科技控股(ZDT)──、出資比率約20%は▽通信キャリア、亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)▽電子部品、広宇科技(パン・インターナショナル)▽タッチパネル、業成控股(ゼネラル・インターフェース・ソリューション・ホールディング、GIS)──などで、いずれも昨年より業績が改善している。
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