ニュース 商業・サービス 作成日:2017年8月7日_記事番号:T00072112
交通部観光局の統計によると、高雄市の観光ホテル全9軒の上半期の客室稼働率は60.92%と前年比6.87ポイント低下し、高雄県市が合併した2010年以降で最低となった。観光ホテルの上半期の営業収入はわずか23億5,300万台湾元(約86億3,200万円)だった。6日付蘋果日報が報じた。
高雄市のホテルは6月末時点で419軒、計2万876室と、それぞれ過去最高を更新した。一方、市内では観光ホテル1軒を含むホテル19軒(計1,517室)が売りに出されており、売却予定額は計64億3,000万元に上る。
現在売りに出されているホテルは、苓雅区や三民区など8行政区に位置し、敷地面積は20~30坪から500坪とさまざまだ。
米不動産大手イーアールエー(ERA)の台湾法人、富住通商用不動産仲介経紀の許値瑋・研究発展部主任は、2008年の中国人に対する台湾観光旅行の開放以来、多くのデベロッパーが住宅やオフィスビルをホテルに建て替え、ホテルの供給量が過剰になったと指摘。一方で、訪台中国人の大幅減少で宿泊需要が縮小し、ビジネスホテルも観光ホテルも稼働率が大幅に下がったため、老人ホームへの建て替えを進めている業者も多いと説明した。
交通部観光局の統計によると、今年上半期の訪台中国人は延べ126万5,000人で、前年同期比40%減少した。
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