ニュース 金融 作成日:2017年8月7日_記事番号:T00072116
金融持ち株会社、中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)の呉一揆総経理はこのほど、傘下の中国信託商業銀行(中信銀、CTBCバンク)を通じて先ごろ出資手続きを完了したタイの金融持ち株会社、LHフィナンシャルグループ(LHFG)に関連し、同社傘下のLHバンクの現在の資産は2,100億タイバーツ(約7,000億円)で同国13位だが、今後は毎年10%の成長が予測されており、2022年にはタイ10大銀行の一つに成長するとの見通しを示した。5日付工商時報が報じた。
LHFGはタイに133支店あり、今年通年では3億~4億台湾元(約11億~15億円)の純利益が見込める(中央社)
LHFGへの出資理由について呉総経理は、LHバンクは比較的規模の小さい銀行だが、貿易融資、資産管理、インターネットバンキング、モバイルバンキングなどにおいて中信銀の経験と技術を導入すれば、大手銀行に追いつく可能性があること、およびLHバンクは通信キャリアや石油会社、機械メーカーなど大手企業の顧客を有しており、中信銀にとって国際的な金融サービスを提供できる見込みがあることを挙げた。
またタイの金利マージンは2.36%に上ると指摘し、同国の経済発展が続く中、今回の出資による業績貢献はさらに大きくなると期待感を示した。
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