ニュース 電子 作成日:2017年8月8日_記事番号:T00072136
米半導体大手、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、来年および再来年の生産能力を確保するため、ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)への生産委託再開を決めたもようだ。TSMCは、来年上半期に7ナノメートル製造プロセスでのアクセラレーテッド・プロセッシング・ユニット(APU)とグラフィックスプロセッサー(GPU)の生産を開始する見通しだ。8日付工商時報が報じた。
AMDは14年まで、28ナノプロセスのAPUやGPUの多くをTSMCに生産委託していたが、15年に14ナノ立体構造トランジスタ(FinFET)プロセスの採用を決め、全製品をグローバル・ファウンドリーズ(GF)に生産委託している。TSMCは昨年と今年、16ナノプロセス受注を狙ったが、AMDの主力製品はほぼ受注できなかった。
AMDは今年、Zenアーキテクチャー採用のプロセッサー「Ryzen(ライゼン)」やデータセンターサーバー向けプロセッサー「EPYC」、Vegaアーキテクチャ採用のGPUが好評だ。ただGFは近年、14ナノプロセスの生産能力を拡充していないことから、AMDのAPUとGPUは下半期に供給不足に陥るとの見方がある。
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