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誠品の呉旻潔董事長、海外市場開拓に意欲


ニュース 商業・サービス 作成日:2017年8月8日_記事番号:T00072151

誠品の呉旻潔董事長、海外市場開拓に意欲

 誠品生活(エスライト・スペクトラム)の呉旻潔董事長は7日、同社の今後3~4年の事業計画について「海外市場の開拓に意欲を持っており、中国、香港、東南アジア、日本のいずれの市場も調査、研究の対象となっている」と語った。一方、台湾市場については来年以降、高雄市に新店舗をオープンするほか、苗栗県、彰化県、南投県、花蓮県など、これまで未進出の県市での店舗開設を示唆した。8日付工商時報が報じた。

/date/2017/08/08/11Eslite_2.jpg呉董事長(左2)は、社会の利益のために事業を行えば、それが循環して企業にとっても利益になると話した(7日=中央社)

 呉董事長は同日、先月急死した同社創業者、呉清友氏が最後に手掛けた事業とされる台北都市交通システム(MRT)中山駅の地下書店街「誠品R79」のオープン式典に出席。同店にはこれまで23日間の試験営業で延べ50万人が来店した。

 現在、誠品が台湾で展開する店舗は、高雄市の2店が8月中に閉店するため40店となる。このほか香港に3店舗、中国・江蘇省蘇州市に1店舗を構える。

 なお当初15年に予定していたオープンが遅れている上海中心(上海タワー)の新店舗について呉董事長は「開店できるかどうかは家主などの協力が必要で決定を待っている状態だ」と説明した上で、「既に損失を食い止める算段も行っている」と明らかにした。