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7月輸出総額12%増、iPhone8が貢献【図】


ニュース その他分野 作成日:2017年8月8日_記事番号:T00072156

7月輸出総額12%増、iPhone8が貢献【図】

 財政部が7日発表した7月の輸出総額は前月比5%増、前年同月比12.5%増の271億700万米ドルで、過去2年8カ月で最高だった。前年同月比プラス成長は10カ月連続。世界経済が上向き、アップルの次世代スマートフォンiPhone8向けの部品出荷の拡大や、従来型産業での需要回復が要因だ。8日付経済日報が報じた。

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 電子部品の7月輸出額は前年同月比9.4%増の87億500万米ドルで、過去4番目の高水準だった。その他、▽情報通信技術(ICT)製品、30億1,000万米ドル(前年同月比15.6%増)▽ベースメタルおよび製品、25億7,700万米ドル(20.5%増)▽機械、22億6,100万米ドル(25.2%増)▽交通運輸、10億5,000万米ドル(25.1%増)──など主要品目が大幅成長となった。

 輸出先別では、▽中国(香港含む)、107億900万米ドル(前年同月比11.7%増)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、51億1,800万米ドル(16.5%増)▽米国、32億7,700万米ドル(18.7%増)▽欧州、25億400万米ドル(9.4%増)▽日本、19億4,300万米ドル(5.7%増)──と軒並みプラス成長だった。米国は過去6年で最大の成長幅で、ノートパソコン、スマホ、USB関連が貢献した。

 蔡美娜・財政部統計処長は今後の展望について、アップルなどの国際ブランドの新型スマホの発表が相次ぎ、輸出総額は四半期ごとに増加すると予想。輸出成長率は第3四半期は8.4%、通年では8.6%の予測だが、上方修正の可能性もあると述べた。