ニュース 電子 作成日:2017年8月9日_記事番号:T00072170
9日付経済日報が共同通信などの報道を基に伝えたところによると、経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)が外部資本の受け入れを検討しており、鴻海精密工業などに出資を打診しているもようだ。鴻海はコメントしていない。中国の天馬微電子や京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)とも接触しているとされる。
もし鴻海がJDIに出資すれば、パネルや組み立てなどの垂直統合が強化でき、鴻海の粗利益率向上につながる。JDIはアップルのサプライヤーだが、群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)はiPhoneに供給していないため、競合関係にない。
日本経済新聞は、JDIは財務基盤の立て直しに向け、国内外の企業や投資ファンドなどと資本業務提携を模索しており、2018年にも提携先を決定すると伝えた。
同紙によると、JDIは外部資本の受け入れのほか、4,000人規模の人員削減を含む大規模な構造改革案をまとめた。中国やフィリピンの部品組み立て工場で約3,500人減らし、日本国内でも約250人の早期退職を募集する。
JDIは今後、スマートフォン向け液晶パネル事業を縮小し、有機ELパネルへの転換を急ぐ。年内をめどに能美工場(石川県)でのスマホ用パネル生産を停止し、有機ELパネルへの転換を検討していると伝えられている。
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