ニュース 政治 作成日:2017年8月9日_記事番号:T00072191
中国から海外逃亡し国際指名手配されている実業家、郭文貴氏が7日、ソーシャルメディアを通じ、中国が台湾の馬英九前総統をコントロールしていたとの証言し、波紋を広げている。聯合報電子版が伝えた。
郭氏は王岐山・中央紀律検査委員会書記ら中国共産党幹部のスキャンダルを暴露したことで知られる人物。
郭氏はかつて中国人民解放軍総政治部連絡部に勤務し、高官に昇進した友人と会食した際、友人から「馬英九をコントロールしており、任期中に1992年の共通認識(92共識)を再定義し、大陸と台湾の経済関係を緊密化する」といった話を聞いたという。
郭氏が当時、「馬英九はさらに何をするのか」と尋ねると、友人は「必ず陳水扁(元総統)を捕まえるだろう。馬英九に陳水扁を拘束するよう求めたからだ」と答え、「馬英九は100%を言うことを聞く」と自信を見せていたという。
友人はさらに「馬英九の私生活を長年掌握している。彼は言いなりになる。馬英九と2人の娘の一挙手一投足は我々の視線の範囲内にあり、必殺の一手を握っている」と話したとされる。
郭氏はこのほか、中国はインターネットの掌握、金銭による買収、スキャンダル探しという三方面で台湾や香港の有力者を掌握する「藍金黄計画」を20年にわたり実行していると指摘。「核兵器よりも恐ろしく、今後も香港や台湾の高官がギャンブル、買春などに及ぶ画像や証拠が暴露されることになるだろう」と述べた。
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