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クアンタ、Q2は42%増益【表】


ニュース 電子 作成日:2017年8月11日_記事番号:T00072235

クアンタ、Q2は42%増益【表】

 ノートパソコン受託生産大手、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)が10日発表した第2四半期純利益は39億7,800万台湾元(約140億円)で前期比42.4%増、前年同期比13.6%増だった。ノートPC出荷台数は1,060万台と前期比15.2%増加した。11日付経済日報などが報じた。

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 米アップルが6月に発売した「MacBook(マックブック)」新モデルが貢献し、クアンタの第2四半期売上高は前期比3.3%増、前年同期比13.3%増の2,353億6,500万元だった。粗利益率は4.53%で前期比0.2ポイント下落した。前期は為替差損を計上したが、第2四半期は為替差益6億5,100万元を計上した。

 林百里(バリー・ラム)董事長は、第3四半期ノートPC出荷台数は前期比2桁成長し、第4四半期はさらに伸びると予測した。サーバーも下半期2桁成長を予測。腕時計型ウエアラブル(装着型)端末については、顧客の新モデル発表は例年9月以降だと語った。

 上半期の売上高は4,633億元、ノートPC出荷台数は1,980万台で前期比4.2%増だった。通年では売上高の1兆元突破が見込まれる。

 鴻海精密工業の米国投資に関連し、林董事長は、クアンタは現在クラウド用サーバーやデスクトップPCの一部を米国で生産しているが、米国への大型投資計画は当面ないと述べた。