ニュース 電子 作成日:2017年8月14日_記事番号:T00072249
14日付工商時報によると、ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、16ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)プロセスの改良版に当たる12ナノFinFETプロセスでの量産を第4四半期より本格化させる見通しだ。既にエヌビディア、聯発科技(メディアテック)、中国・深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)のIC設計大手3社から次世代チップの生産を受注したもようだ。
TSMCの12ナノFinFETプロセスを採用するのは、エヌビディアの次世代GPU(グラフィックスプロセッサー)「Volta」および人工知能(AI)向け次世代プロセッサー「Xavier(エグゼビア)」、メディアテックのミドルエンドスマートフォン向けチップ「Helio P30」、ハイシリコンの次世代携帯電話向けチップ「Miami(開発コードネーム)」とされる。
このほかアップルの新プロセッサーもTSMCの12ナノプロセスを採用して既にテープアウト(設計完了)したと工商時報は伝えている。
証券会社は、TSMCは10ナノおよび12ナノプロセスが全面的に量産に入る中、第4四半期売上高は2,700億~2,800億台湾元(約9,700億~1兆円)に増加し、四半期別の過去最高を更新すると予測している。
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