ニュース 電子 作成日:2017年8月14日_記事番号:T00072253
鴻海精密工業による買収から1年を迎えたシャープの戴正呉社長は11日、台湾で記者会見を開き、シャープは7~9月期決算で4四半期連続の黒字になるとの見通しを示した上で、「本業だけでなく純損益が黒字だ」と強調。鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長がシャープ買収の際に掲げた「2~4年で黒字化」を1年で達成したと胸を張った。12日付蘋果日報が報じた。
東証一部復帰後に社長を辞任するかと問われ戴社長は、有言実行だと回答。まず形式上は辞任し、シャープと郭董事長らと再任するか協議すると述べた(11日=中央社)
戴社長は1年間を振り返り、徹底的な構造改革を実施したほか、賞罰制度の明確化、研究開発(R&D)の強化、ブランドのグローバル化戦略などを実行したと説明した。
また戴社長は兼任する海外事業統括の責任者として初めての訪問地として台湾を選択したことについて、「台湾は自分の故郷であり、価値の高いシャープ製品を提供したい」と語った。その上でテレビについては台湾で市場シェア40%獲得を目指すと表明した。
なおジャパンディスプレイ(JDI)の経営再建への関与については、独占禁止法の関係から自ら接触したことはないが、問題を回避する方法はあると語り、材料や製造設備など日本の関連メーカーを結集したアライアンスを結成することも可能だと述べた。ただ「前提はシャープが主導すること」と強調した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722