ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

航空貨物、燃料サーチャージを値上げ


ニュース 運輸 作成日:2008年5月6日_記事番号:T00007226

航空貨物、燃料サーチャージを値上げ

 
 国際原油価格の高騰を受け、航空会社は貨物専用機の燃料コストが運営コスト全体の46%を占めるに至っている。これに伴い各航空会社は、貨物1キロ当たりの燃料サーチャージを、今月16日から6台湾元(約21円)値上げすることを決定した。値上げによる航空貨物市場の落ち込みも懸念されている。6日付工商時報が報じた。

 航空貨物業者によると、現在台北~ロサンゼルスまでの1トン当たりの貨物にかかる燃料サーチャージは海運の14倍、運賃では34倍に達している。

 一部の電子メーカーでは昨年から、ノート型パソコンなどの貨物を空輸から海運に切り替えてコスト削減を図っている。

 燃料価格上昇が続く中、航空会社は上昇する運営コストに利益が追い付かない状態だ。4年前既に航空貨物が利益全体の8割を占めていた中華航空(チャイナエアライン)は、利益が大幅に減少した結果、第1四半期は29億7,100万元の損失を計上した。