ニュース 電子 作成日:2017年8月15日_記事番号:T00072275
中国では過去1年間で自転車シェアリングサービスが急速に広まったが、最近、車両の盗難などを理由に事業から撤退する業者が相次いでおり、同国の関連チップ市場でシェア70%を占める聯発科技(メディアテック)が出荷に打撃を受けそうだ。15日付経済日報が報じた。
中国互聯網絡信息中心(CNNIC)の統計によると、中国における自転車シェアリングサービスの利用者は過去1年間でゼロから1億600万人まで急速に増加した。こうした中、メディアテックが2015年にリリースした、2Gモデム、全地球航法衛星システム(GNSS)、ブルートゥース通信といった機能を統合したモノのインターネット(IoT)向けチップ「MT2503」の需要が高まった。
しかし最近、中国では「悟空単車」「3Vバイク」「町町単車」といった自転車シェアリングサービスの営業終了や倒産が相次いで伝えられており、サプライチェーン関係者は出荷量が約2割減少すると予測した。
スマートフォン向け市場が低迷する中、メディアテックは7月末の業績説明会で、自転車シェアリング向けなど新たな分野の発展に好感を示していたが、見通しの下方修正を迫られそうだ。
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