ニュース 公益 作成日:2017年8月16日_記事番号:T00072299
15日夕方から夜にかけて全土17県市で発生した大規模停電は、台湾電力(台電、TPC)大潭火力発電所(桃園市観音区)で、天然ガス(LNG)の送ガス管が突然遮断されて発電機6機が停止、電力供給網に自動保護メカニズムが働いた結果起きた。送ガス管の遮断は、バルブがシステムの電気信号トラブルで自動的に閉まったことが原因と判明した。16日付聯合報が伝えた。
天然ガスを供給している台湾中油(CPC)の陳金徳董事長によれば、大潭火力発電所で下請け企業、巨路国際(ルマックス)の作業員が電源システムの機材交換を進めていた際、午後4時51分に信号トラブルで自動的にガス供給バルブが閉まった。作業員が気づき、2分後の午後4時53分にガス供給を再開するまでに、同発電所の1~6号機が連鎖的にストップした。
巨路国際では当日、電源供給器10個の交換を進めていたが、8個目の交換時にトラブルが起き、自動的にバルブが閉まった。事故直後には作業員がバルブを誤って閉めたのが原因と伝えられたが、実際には不正な信号が発せられたことで、自動制御のバルブが閉まったものだった。
陳董事長は「CPCが全責任を負い、処分も行う。TPCだけでなく、全国の市民に謝罪する。詳細な原因について調査を行い、必要な措置を講じる」と述べた。
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