求人求職情報サイト大手の1111人力銀行によると、７月の企業の正社員求人件数は40万件以上と、前年同月比７%増加し、過去18年で最多となった。16日付工商時報が報じた。
求人件数の伸びは、従来型の製造業が前年同月比14.8%増と最高で、これにＩＴ（情報技術）の14.2%増、民生サービス業の8.8%増が続いた。
求人の理由は、企業の55%以上が「欠員補充」と回答した。企業の40%以上は、前年同月より離職率が高いと説明した。
一方、求職者の７月の応募件数は190万件以上と前年同月比22.9%増加した。春節（旧正月）明けの150万件を上回っており、第３四半期に求職需要が高い異例の事態だ。
1111人力銀行の何啓聖副総裁は、応募件数の伸びが求人件数を上回ったのは、労働者が景気の先行きを好感し、より高い給与と地位を求めて転職を考えているためと分析した。
