ニュース 社会 作成日:2017年8月16日_記事番号:T00072319
台北市中山区にある日本統治時代の円山水神社遺跡で14日、何者かによって台座の上に置いたあったこま犬の石像が盗まれ、建物の4本の柱に「皇民の卑しいやつ(皇民賤種)」と白ペンキで落書きされているのが見つかった。日本に反感を持つ人物の犯行とみられる。16日付自由時報が報じた。
犯人は終戦の日に合わせて犯行に及んだ可能性がある(15日=中央社)
台北市文化局の田瑋副局長によると、今回の事件は古跡が意図的に破壊された初めてのケース。台北市では今年5月にも、北投区の逸仙国民小学(小学校)で校門脇で保存されていたこま犬の前足が破壊される事件が起きたが、逸仙国小のこま犬は古跡に指定されておらず、今回とは深刻さが異なるという。古跡の破壊は文化罪法で5年以下の懲役、2,000万台湾元(約7,300万円)以下の罰金に問われる犯罪で、田副局長は「決して許せない」と憤った。
円山水神社は、日本統治時代に台北市に飲料水を供給した草山水道の工事で亡くなった関係者をまつるため、円山貯水池のほとりに1938年に建立された。
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